幕末維新の漢詩 志士たちの人生を読む (筑摩選書) [ 林田慎之助 ]
志士たちの人生を読む 筑摩選書 林田慎之助 筑摩書房バクマツ イシン ノ カンシ ハヤシダ,シンノスケ 発行年月:2014年07月14日 ページ数:310p サイズ:全集・双書 ISBN:9784480015990 林田愼之助(ハヤシダシンノスケ) 1932年、福岡県生まれ。
1963年九州大学大学院文学研究科博士課程修了。
九州大学大学院文学研究科助教授を経て、神戸女子大学大学院教授。
現在、神戸女子大学名誉教授。
文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 高杉晋作ー痴情は却って老残の枝に在り/久坂玄瑞ー海防の大義竟に如何/桂小五郎ー天道は未だ知らず是か非か/日柳燕石ー故さらに梨花に就く淡月の光/吉田松陰ー盛んに桃李の枝を植えん/橋本左内ー扼腕して頻りに睨む日本刀/佐久間象山ー丹桂の花陰に鳳声を学ばん/藤田東湖ー三秋の風物英雄を老いしむ/横井小楠ー血統の論豈に天理に順わんや/宮部鼎蔵ー胸中の部伍常に堂堂たり/梁川星巌ー一例に詩人は道を聞くこと遅し/藤井竹外ー樹樹の樹頭 絳霞を篭む/大橋訥庵ー刑屍 累累として鬼火青し/山田方谷ー何処の青山か骨を埋めざらん/村上仏山ー落下粉粉 雪粉粉/月性ー火攻めして勝を決し艨艟を燬す/前原一誠ー吾は今国の為に死す/雲井龍雄ー慷慨山の如く 死を見ること軽し/西郷隆盛ー笑う儂死に向として仙客の如し/勝海舟ー嘯響凛然として一剣寒し 江戸時代において漢詩は詩歌の王道をなす。
それはまた知識層が身につけるべき素養のひとつでもあった。
幕末維新という激動期、志士たちは数多くの優れた漢詩を遺している。
勝海舟、西郷隆盛、吉田松陰、桂小五郎、高杉晋作など、時代を代表する人々が人生の画期において詠じた詩は、その心情の紛うかたなき結晶である。
時に烈々、時に艶美。
それら詩の味わいとともに描かれる二十の肖像。
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